真っ赤に燃える 夕日
そろそろ 10月も半ば

我々調教師は
毎年 この頃 最後の仕上げに取り掛かる
この業界は お客様から 預かった大切な鹿を
りっぱに 育て上げるのが仕事.
こんな業界もあるのだ.
まず基本的な動作 「止まれ」 「走れ」から はじまり
応用的な「プレゼント」「お茶」「エクセル」「マップファン」「靴下鑑別」っと
ビジネスに最低限必要な知識を習得させるのだ.

そして今日は最後の仕上げで
鹿たちに 「飾り」っと呼ばれる 角を付け換えての訓練に移る
この「飾り」と「ノース」を付けて 本格的に街に出ての実地訓練が 始まる.
あの厳しい冬の空気で 時間と戦いながらサービスを提供できる立派な鹿になる為に.

冬の空日付変更線を渡りながら
世界の子供たちに 夢とプレゼントを運ぶ為に

「サンタクロースのトナカイ」〜完〜