近代体操

高級軽トラックをレンタルし
いざ 冷蔵庫を運びに実家へ。
冷蔵庫に軽々と「上手投げ」で ぶちまかそうと思いながら花道を通過すると
実家の土俵で  すでにヤツ(冷蔵庫関)は 四股をふんで スタンばっていた。
   のこったのこった

 冷蔵庫は なにげに 重い・・・・・・・・・・

 一人での引越しの際は かなりの つわものだ。

なんとか土俵から引きズり下ろし
高級軽トラックに積み込む。 しかも一人で。
わたしは 勝者の笑みをうかべ
高級軽トラックの 手動回転式開閉サイドガラスのノブを
30000000000000000000000000000000000000回、 回転させ車の窓を閉じ
高級軽トラックのエンジンに 火をつけた。
   ヴァオヴァオバオ〜ン

野を超え 山を越え 国境を超えながら
約9000億ギガ回転ほど エンジンがブン回り Myアジトに着いた。
 冷蔵庫への 哀愁にも似た夕焼けを見ながら。

  冷蔵庫を抱きかかえ 2Fの眺めのいい部屋(Myアジト)まで 運ぶと
20リットルの汗にまみれていた。
「冷蔵庫は 重い」。

 非常に重かった冷蔵庫を 部屋にセッティングし
おもむろに 冷蔵庫の未知の扉を 開けた。

 ごろ〜ん

親父がお袋に 内緒で隠しておいたと思われる ビールが
いっぱい冷蔵庫につまって おりました。