パワー封じた変化サービス＝水谷、五輪へ手応え−卓球荻村杯

時事通信より
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_date1&k=2012061000177

　日本男子のエース、水谷が荻村杯を初めて制した。「五輪前、日本での国際大会で優勝できたのは本当にいいこと」と大きな目標を目前に弾みをつけた。
　決勝の相手は韓国の呉尚垠。２ゲームを先取しながら、その後は相手のパワーに押されて台から離される場面が目立ち、逆に２ゲームを落とした。
　第５ゲーム。変化サービスに望みを託した。それまでの上回転から下回転中心のサーブに変更。相手の返球が甘くなると、台に近づいてのラリーに持ち込んだ。このゲームを競り勝つと、そのまま押し切った。
　銅メダルを獲得した今春の世界選手権団体戦以降、なかなか結果を出せなかった。それだけに優勝の結果が欲しかった。「勝因はサービス。先手を取れた。サービスからの展開が自分の持ち味」と手応えを得た。
　五輪でメダルの期待も膨らんだ。「サービスの精度をさらに高める。レシーブも、もっと相手が驚くようなものに磨きたい」。最後までレベルアップを図っていく。（2012/06/10-19:41）